動画配信サービスを利用していると、SVODやTVODなどの単語を見聞きする機会があるかもしれません。また別にESTという単語もありますが、果たしてどれだけの人が意味を理解しているのでしょうか。
サービス内容を細分化するとこの3つがメインとなるため、この機会に正しい意味を勉強することをおすすめします。
まずSVODですが、サブスクリプションビデオオンデマンドの略語です。日本語に略すと定額制動画配信サービスとなり、決められた料金を支払って配信されている作品を楽しむもののことです。
別途課金がなければ、好きな作品をいくら視聴しても料金は変動しません。次にTVODですが、トランザクションビデオオンデマンドの略語です。
日本語に略すと都度課金型動画配信サービスとなり、楽しみたい作品をその都度レンタルするもののことです。レンタルショップに近いかもしれませんが、レンタルや返却の手続きが不要という特徴があります。
最後にESTですが、エレクトリックセルスルーの略語です。日本語に略すとダウンロード動画販売サービスとなり、好きな作品を一つずつ購入するもののことです。
SVODやTVODがSVODやESTとはどのように違うかですが、利用することで楽しめる作品の量です。たとえば月額料金が500円のSVODでは、1ヶ月間にどれだけ大量の作品を視聴しても請求される料金は500円のままです。
TVODは課金をして視聴するため、作品数が増えるとそれだけ料金が高くなります。しかしTVODにはSVODの要素がプラスされたものもあり、課金しなければSVODのように利用できるでしょう。
ESTはダウンロードの度に料金がかかるため、SVODのように変動しないで多数の作品を視聴し放題というわけにはいかないのです。コストパフォーマンスに差があると覚えておきましょう。
ただしESTが他の2つに比べて、劣っているわけではありません。一度ダウンロードした作品は削除しない限り、無制限に視聴できることが最大の特徴と言えるでしょう。
SVODやTVODの場合、配信やレンタルの期間に限りがあることもあります。いつまでも好きな作品を自由に楽しみたい人には、ESTが向いているかもしれません。
SVODやTVOD、そしてESTにはそれぞれ異なるメリットがあります。またどれか1つの要素だけではなく、2つか3つの要素が組み合わされている場合もあります。自分にはどれが向いているのか、事前に考えておきましょう。